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フリーランス医 医師の転職、節税対策など

フリーランスに向いている診療科、診療科を問わずに募集可能な求人

前回の記事ではフリーランスのメリット、デメリットについて説明しました。

ただフリーランスには、ある程度向いている科と向かない科があり

どの科でも気軽に飛び込めるかというと少し違うかなと思います。

 

今回はフリーランスに向いている診療科について記載しました。

まだ診療科を決めていない人や転科を考えている人も参考にしてみてください。

最後には診療科を問わず募集可能な求人も記載しています。

 

 

目次

フリーランスに向いている診療科ランキング

診療科を問わず募集可能な求人

 

本文

 

自分が思うフリーランスに向いている診療科をピックアップしてみました。

まず結論から言いますと

    麻酔科 ②整形外科 ③精神科 ④内科

 

こちらが、フリーランスには向いているのではないかと思っています。

以下で詳しく解説していきます。

 

 

1.      麻酔科

 

麻酔科はフリーランスに最も向いている科だと思います。

フリーランスで働きたいから麻酔科に行きたいという知り合いもいました。

 

特徴としては、時給単価がかなり高額だということです。

めちゃくちゃ稼ぎたい人や、家庭と仕事を両立したい女性医師の方などにはおすすめです。

 

ただ地方だと求人数はかなり少ないということ、

フリーランスだと麻酔科専門医の資格維持ができないというところが難点です

 

2.      整形外科

 

整形外科もフリーランスにおすすめの科といえるでしょう

外来や手術補助などの募集が比較的多めで、

時給単価も麻酔科ほどではありませんが、内科よりは2割増しくらいな印象です。

 

ただ基本的には外来メインの仕事になることが多く

手術が好き!という方にはもの足りないかなと思います。

 

3.      精神科

 

精神科の求人も高額なものが多く見受けられます。

特に専門医や指定医の資格をもっているとさらに高額になります。

 

ただやはり求人募集数が減ってきているので

地方だとなかなか求人を探すのに苦労するかもしれません。

 

4.      内科

 

内科もフリーランスには向いていると思います。

理由は、他の科と比べて圧倒的に求人数が多いからです。

外来をメインとする糖尿病内科や透析管理のできる腎臓内科、

その他一般内科、健診、内科当直バイトなど多岐にわたり

求人探しに苦労することは、他の科に比べると少ないと思います。

 

ただ、時給単価は他の診療科に比べると低めであり

高額な求人を探すとなると、ライバルは多いかもしれません

 

 

診療科を問わず募集可能な求人

 

診療科不問で求人を募集している分野もあります。

ただ、初期研修修了レベルの内科知識は必要です。

また、いずれも主治医として患者にかかわるということは難しいと

 

    健康診断医

 

専門的な知識は必要なく、

初期研修修了レベルの内科知識と身体診察ができれば対応は可能です。

募集求人も多く、健診倶楽部に加盟していれば

毎月、近隣の健康診断求人の案内を受け取ることも可能です。

探せば時給1万円の求人はすぐ見つかるかと思います。

 

    夜間当直

 

もちろん内科医のほうが望ましいではあると思いますが、

夜間当直も科目不問で募集できる求人かと思います。

慢性期病院や精神科病院の寝当直を探せば問題ありません。

 

時給単価は下がりますが、寝ているだけで朝を迎えてお金が入るのであれば

こんなに楽な仕事はありません。

 

    訪問診療

 

訪問診療も科目を問わず応募可能な分野だと思います。

基本的に治癒を目指していないので、専門的な知識はそこまで必要ありません

麻酔科であれば疼痛緩和、精神科であれば不眠やうつ、認知症など

も対応することができるので重宝されるかもしれません

 

 

    訪問診療のオンコール

 

意外と知られていませんが、訪問診療のオンコール求人というのがあります。

訪問診療は24時間365日患者の対応をしなければなりません

これを常勤医だけで回すのは難しく、

オンコール部分を非常勤医に外注するクリニックも多いです。

 

基本的に呼ばれることは少なく、

対応以外は家にいて休んでいてよいです。

特に週末のオンコールは単価が高いのでおすすめです。

 

    AGA,美容皮膚科など

 

AGA治療や美容皮膚科の一部に科目不問で求人を出しているところがあります。

初日に講習があって、その後実際に仕事に入る流れです

仕事としても簡単な問診をとる程度で、患者数もそこまで多くない印象です

 

    献血の問診

 

献血を行う前の診察バイトというのがあります。

献血前の患者が問題なく献血ができるか診察する

というのが業務になりますが、

マニュアルがあるので、それに沿ってやっていけば何も問題ありません

 

ただ時給単価がそこまで高くないので自分は1度やったきり辞めました(笑)

 

 

    透析管理 (内科医限定?)

 

透析管理なんて腎臓内科や泌尿器科じゃないとできないんじゃない?

と思われる方も多いと思いますが

決してそんなことはありません。

科目不問とまではいきませんが、内科医であれば十分応募可能です

 

「透析をするときに専属の医師を配置する」ことが決まりとしてあるため

医師は必要だけれど

特になにかする必要はないことがほとんどです。

 

腎臓の知識というよりは総合内科、救急的な対応が求められます。

自分でなにかをするというよりは

困ったら近隣に相談して搬送手続きをするというのがメインの仕事になるかと思います。

 

透析管理は時給単価が高いところが多いので

是非おすすめです。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

常勤のかたでも、空いた時間に単価の高いバイトをするのは

金銭的にも経験的にもよいかと思います。

 

是非良い求人があれば、応募してみてください