DrPonのブログ

フリーランス医 医師の転職、節税対策など

ブラック病院、パワハラドクターの見抜き方

今でこそ「働き方改革」が実施され、

いわゆる「ブラック病院」は減ってきたかと思います。

 

ですが、未だに

雇用契約と労働内容が違ったり、

パワハラ、セクハラドクターのいる病院はまだまだあります。

 

自分の研修した病院にはタイムカードがありませんでした。

1週間連続で寝ずに働いたこともあります。

残業代は一円も支払われませんでした。

 

明らかな労働基準法違反です

そういった病院は、

自分たちがどれだけ患者のために働いているか

また、自分たちの体を張っているのが「美徳」

であるかのように洗脳してきます。

 

だまされてはいけません。

仕事をしたならそこに対価を払うのは当然です。

 

ただ、就職とは難しいもので

「入ってみないとわからない」部分というのが少なからずあります。

 

この記事では、

入職前にブラック病院かどうか、

パワハラドクターがいないかどうか

見分ける方法について書いていきたいと思います。

 

この記事を読んで、

「こんな病院入るんじゃなかった」という人が

少しでも減れば幸いです。

 

 

目次

「入ってみないとわからない」はもったいない

 

病院の内部情報を事前に知る方法

  1. 看護師のつてを使う
  2. SNSを利用する

 

気を付けたほうが良い病院の特徴4選

  • 求人票に「やりがいのある職場です」と書いてある
  • 奨学金制度を利用している
  • 院長の人間性に問題がある
  • 事務員の対応が悪い

 

 

「入ってみないとわからない」はもったいない

 

明らかな労働基準法違反を強要してくる病院や、

パワハラドクターが横柄な態度をとり続けている病院はまだまだあります。

 

ただ、採用者側もなんとか採用したいわけですから、

面接や見学の際はそういったマイナス情報は

なんとしても隠そうとするでしょう。

 

そのため、

入ってみたら違った」ということが起こりえるのです。

 

普通の転職手順を踏んでいると、

そういった情報は事前には入りません

特に同じ専門科にヤバい奴がいないかは知りたいですよね

毎日のように関わる人が付き合いづらかったら、

働きたくもなくなりますもんね

 

以下で、情報収集の方法や、見分けるコツについて解説します。

少し手間はかかりますが、それでも時間をかける意義は十分あると思います。

 

病院の内部事情を事前に知る方法

  1. 看護師のつてを使う

 

一番良いのは、その病院に勤務していたり、

過去に勤務していた知り合いがいる事です。

ただ、なかなかそう都合よくそういう知り合いはいないでしょう。

 

そこでおすすめしたいのが、

自分の仲のいい看護師にづてに情報収集することです。

 

同一県内であれば看護師のコミュニティは広いです。

たいがいどこかでつながっていて、

そこで勤務していた人につながるでしょう

 

  1. SNSを利用する

 

あまりコメディカルとのつながりがない人もいるでしょう

そういった方は、SNSを利用するのも一つの手です。

特にFacebookは勤務先を載せているかたが多くいます

 

ただし、Facebookに自分の勤務先を載せている人は

わりかし、重要な役職についている方が多い印象です。

ターゲットとしては、年齢が若く、あまり重要でない役職の人にしましょう

 

またメッセージを送るときも

「自分が」ではなく、

「知り合いが○○科で勤務するかもしれなくて、その科のことについてしりたい」

というようにするのが良いと思います。

 

気を付けたほうが良い病院の特徴4選 ※経験的に

 

求人票に「やりがいのある職場です」と書いてある

 

仕事にやりがいがあるのは良いことですし

「やりがい」を求めて転職する医師も多いと思います。

 

ただし、真の意味でのやりがいとは

何かのスキルが身につくとか、自分にしかできない技術を生かせるとか、

自分が専門とする分野を十分に発揮して診療にいかせるとかです。

 

 

求人票に書かれている「やりがい」=「忙しいだけ」がほとんどです

なので、その点は十分気を付けたほうが良いと思います。

 

奨学金制度を利用している

 

大学時代に病院の奨学金制度を利用している友人はいなかったでしょうか

少数ではありますが、人材確保のために

医学部生に対して奨学金を貸している病院があります。

「うちの病院で研修すれば返さなくていいよ」みたいなやつです

 

裏を返せば、そこまでしないと人材が集まらない病院

ということです。

 

これはホームページを見ればすぐにわかります。

奨学金制度がある病院は

「何かあるな」と疑ってかかるのがよいでしょう

 

院長の人間性に問題がある

 

その病院の質を決めるのは、トップの質だと思っています。

病院の一番の権力者である院長が良くないと、

基本的にその病院はたいしたことないです。

 

ただ、面接の短い時間でそれを見抜くのは非常に困難です。

逆に、面接の短い時間で院長に対して不信感を抱くような点があれば、

その転職は慎重を期したほうがよいでしょう

 

事務の対応が悪い

 

あくまでも持論ですが、

病院事務員の対応と病院の質は比例すると思っています。

 

良い病院の事務長は人間性も素晴らしいですし

どの事務員にも指導が行き届いているのか、対応が丁寧で迅速です。

逆にこれまで勤務したブラック病院の事務員は最悪でした。

 

事務方の対応の悪い病院も

転職の際は慎重を期したほうがよいでしょう。

 

まとめ

 

病院の内部事情を事前に知る方法

気を付けたほうが良い病院の特徴

 

について書いてみました。

 

やや手間がかかり、めんどくさいと思う方もいるかもしれません。

しかし、労働環境は転職を決めるかなり重要な要素です。

時間、手間をかけてでも情報収集する価値は十分あります。

 

「入ってから初めて知った」

を少しでもなくせるよう、やれることはやってみましょう。

 

下記記事では病院見学の際に見るべきポイント

について記載していますので

是非参考にしてみてください

 

drpon-freelife.hatenablog.com